『復興の象徴』~仙台うみの杜水族館~水族館図鑑vol.1
こんにちは!普段は孤独の水族館というテーマで 水族館ブログ を書いています!
今回紹介するのは、東北No.1の水族館といっても過言ではない『仙台うみの杜水族館』です!!!
八景島シーパラダイスやアクアパーク品川、うみがたりを手掛けている株式会社横浜八景島さんが運営元なんですね~
Table of Contents
【基本データ】
入場料:大人2200円
営業時間:9:00~18:00(時期によって変動。)
アクセス:JR仙石線中野栄駅から徒歩約15分。
観覧時間:1.5h
ホームページ:http://www.uminomori.jp/umino/index.html
東北を代表する水族館
仙台駅から電車で20分程。横浜八景島さんが運営・筆頭株主が三井物産と『水族館界の雄』と『日本屈指の大資本』が手を結んでるだけあって、水族館全体としての完成度はエグいです笑
また、地元宮城県に密着した展示を行っておりまして、東北の豊かな海で漁獲される様々な生き物が見られますよ!
展示はもちろんのこと、グッズショップやレストランも充実していますので一日かけて楽しめること間違いなし!
豊かな地元・東北の海を再現
入り口入って最初に出てくるのが、大水槽『いのちきらめくうみ』。
地元東北の三陸沖の海を再現しています。
三陸沖の海といえば、親潮と黒潮が交わる潮目が形成される世界有数の漁場。
【潮目】
⏩日本の東北沖の海に位置する。暖流と寒流がぶつかるポイントであり、魚の餌となるプランクトンが豊富である。そのため、世界有数の漁場となっている。
そんな大水槽の中でも、注目は25000尾のイワシの群れが圧巻です。イベントでは群れの集団移動を見ることができるそう!
【スナメリ】
⏩小型のイルカ。白い体色であり、くちばしと背鰭がないのが特徴的。バブルリングで有名。
また、個人的にはスナメリが注目ポイントでした水槽の中で上下運動を繰り返していて、観察していると何度も大きなエイにちょっかいを出してました笑
他にもエイ類やサメ類などたくさんの生き物がいるので、見ていて飽きません!
また、東北といえば魚以外も有名な海の幸でも有名ですね。
宮城県はホヤの生産は日本一ですし、カキ、ワカメの生産も日本第二位。
三陸沖のリアス式海岸はこうした水産物の養殖に適しているんですね。
そのホヤ・カキ養殖の様子が地元の漁師さんの協力により水槽の中に再現されています✨
【ホヤ】
⏩その形から『海のパイナップル』と呼ばれる。生物学的には、貝でも魚でもなく脊索動物という原始的な分類に位置する。
国内唯一!
ヨシキリザメの展示に挑戦。
【ヨシキリザメ】
⏩日本で最も多く食べられているサメ。(全長4m)フカヒレの原料として名高い。外洋性のため、水族館での飼育成功例はごく僅か。
皆さん水族館で見るサメといったら、シロワニとかトラフザメ麗とかを想像されると思います。ヨシキリザメやホオジロザメといった外洋性のサメを展示するのって非常に難しい
ヨシキリザメといえば、フカヒレの原料ともなるサメで宮城県が主な水揚げ地。宮城県はサメ類の水揚げ日本一です。
そんな特産のヨシキリザメの展示に挑戦して成功させてるのがここなんです麗
ヨシキリザメの飼育国内最高記録を保持しています。
先日、なんと2年を越えたそうですね!こうした外洋性のサメの飼育のノウハウが蓄積して、将来的なホホジロザメなどの更に大型の生物の展示への試みの挑戦に活きてほしいと思います!
日本の海だけじゃない!世界の海!
日本の海コーナー(1F)だけでも普通の水族館並みのスケールあるのに、世界のうみエリアもかなり充実していて、
・オセアニア
・ヨーロッパ
・アフリカ
・アメリカ
・アジア
の5コーナーに別れています!
【アリゲーターガー】
全長2mにも達する淡水の巨大魚。名前の由来は鼻先がワニに似ているから。人を襲うことはない。近年、外来種としての日本への定着が懸念される。
特にアマゾンエリアはアマゾンの雰囲気まで作りこまれていて、感動しました。また、エリア毎に自動扉で仕切られているのもテーマパークみたいで面白いですし、他の水族館にはないですよね!
【イロワケイルカ】
⏩白黒模様が特徴的で『パンダイルカ』とも。国内での飼育は5頭のみ。
また、アメリカエリアには普段あまり目にしない色をしたイルカが!こちら、イロワケイルカといって、国内での展示はレア。
その他のエリアも他の水族館ではなかなか、お目にかかれない生物(フェアリーペンギンやバイカルアザラシなど)がたくさん。
というのも、『世界のうみエリア』は震災当時被災した当館に対して支援を行った世界の各地域に感謝の意を表し、絆を強調するための展示だそうです。
こんなに多くの地域から支援があるというのは、驚きですし同じ日本人として心から感謝です。
まとめ
やはり、東北を代表する都市・仙台の水族館ということで非常に総合力の高い水族館です。
また、取り組みも先進的なものが多く、コロナ禍では日時指定入館券を他館に先駆けていち早く導入するなど感染対策も万全です。
是非、仙台旅行のお伴に足を運びたいものです。
そして、個人的に応援したいと考えているのが、地元の漁師さんと密着したホヤや牡蠣などの水産物の展示と、国内最長記録を更新し続けているヨシキリザメの展示。これからの更なる記録の更新に期待です!