E判定からの逆転~時間がない受験生におすすめ超効率重視 東大受験勉強法~

この記事では私の 東大受験勉強法 について解説する。

高校3年の8月まで部活をやっており、勉強時間という意味ではごりごりに勉強している開成や筑駒の学生に勝てるわけがなかった。

故に効率的に点数を上げる勉強法を追求したわけだ。

そして、私は、文科二類に最低点合格した。当時の最低点は350点。

しかし、受験時私はセンター試験で100点、二次試験で250点という目標を設定し本番で実際に一次・二次試験ともに目標と全く同じ点数で合格出来た。

東大受験については見事に戦略がはまった経験であったため、その戦略について解説していきたい。

 文科二類の最低点を目標に設定した

 都立の進学校出身、受験勉強は3年の7月から

まず、始めに私の簡単なプロフィールを共有したい。中学校は都内の公立中学校。高校は年に数人東大に行く都立の進学校であった。塾には通っていなかった。

私が受験勉強に本腰を入れ始めたのは高校3年生の7月末。部活に熱中していたが故、周りの受験生よりスタートが遅れたのは明らかであった。また、開成や筑駒の学生に比べて地頭が足りないことは痛いほど高校受験の経験から痛感していた。

 周りに比べて遅れているという不安が現実に=衝撃のE判定

8月頭に受けた代々木ゼミの東大模試。合格判定はE判定であった。頭の中では、周りに比べて劣っていることを認識してはいたもののこうやって結果で返ってくると衝撃的であった。

ここで私は確信した。今からどれだけ勉強しても開成や筑駒の学生にはまぐれでしか勝てない。だからこそ、勉強効率を高めて勉強時間あたりの成長を高めて最低点で合格するしかない。

ここから最低点でかつ勉強効率で勝ちに行くという私の挑戦が始まった。

 勉強効率を高めるために実践したこと

 日記をつけて一日の勉強をふり返る

東大受験勉強法 日記

一日の終わりに勉強方法の振り返りを科目ごとに行うようにした。

例えば、国語だったら

「課題であった古文の文法ドリルを○○ページ進めることができた。一方で、古文の単語ドリルに時間を割くことができなかったのが良くなかった。現代文の演習に△時間も使っているが、古文の単語ドリルに取り組んだ方が点数の伸びが期待できるので明日からは現代文に割く時間を減らした。」

というような形で一日の勉強に割く時間の使い方やテキストの選び方が適切であったかを勉強効率の観点から毎日ふり返っていた。

こうすることで、ただ長い時間勉強をするだけでなくいかに効率良く勉強をすることが出来るかを考える意識が非常に高まったと思う。

 暗記系の科目に絞って勉強する

前述したように勉強方法の研究をしていて一つ気付いたことがある。国語や数学に比べて暗記系科目である英語と社会(私は世界史・地理選択)は勉強時間に対しての点数の伸びが非常に大きいということだ。

国語や数学は英語と社会に比べて覚えなければいけないことは少ない。国語だったら覚えなけらならないのは、漢字や古文くらいで点数で一番大きなウエイトを占めるのは暗記の必要がない現代文だ。

数学も東大受験の場合、教科書に出てくる数式を暗記していることなでどは当たり前で、じゃあ暗記したうえでどう頭を柔らかくして問題を解くかということが求められる。

従って、勉強したからといって必ずしも点数が伸びるとは限らないのだ。(※個人差あり)

一方で、英語や世界史、地理は暗記さえすればバカでもどうにか点数を伸ばすことのできる分野である。

だから、勉強時間を増やせば絶対に点数が伸びる英語と社会により多くの勉強時間を割くことにした。

 二次試験は世界史と英語で勝負する

結果、私の二次試験の目標設定としては

国語 60/120

数学 30/80

英語 80/120

世界史 45/60

地理 35/60

合計:250点であった。

東大受験は一般に全ての科目で高い点数を取ることが求められると言われるが、最低点を目標にすれば1科目なら捨てることが出来る。私は時間を割いても一向に伸びる気配のない数学を捨てた。

 一次試験で点数を稼げ

センター試験は二次試験と違って、勉強すれば100点が取れるように出来ている。一次試験は教科書からしか問題を出せないから、愚直に時間をかければ誰でも点数が伸びるのだ。

逆に二次試験は勉強時間を重ねたからといって点数が伸びるとは限らない。頭の回転の速さや発想力が求められるからだ。

開成や筑駒の頭が良い人たちは一次試験で高得点を取るのは当たり前で、二次試験に力を入れて対策しているだろうから、逆に私はセンター試験に力を入れて絶対取りこぼさないようにしてここで差を作ろうと考えた。

そのため、センター試験の目標は110点満点中100点と定めた。

実際、私はセンター試験後に発表される東大合格確立はB判定であった。その後、二次試験と総合すると文科二類で最低点になるのだが…

 勉強量を増やすために実践したこと

 勉強時間を5分単位で記録する

かの有名な林先生も勉強時間を丁寧に記録することの大切さを訴えている。

勉強時間を記録することのメリットは二つで

①記録することで、過去の自分と比較できる

②自分がどの科目に何時間かけているのか正確に把握できる

まずは①について、勉強時間を正確に記録することで勉強がゲームになる。昨日、先週、先月の自分よりも1時間も多く勉強することで成績は上がらなくとも、成長実感が生まれ勉強のモチベーションが上がるわけだ。

また、②については自分の一日の勉強ポートフォリオを把握することで勉強効率の改善に繋がるため必須だ。

 東大以外の大学は受験しない

東大受験をする学生は早稲田や慶應などその他の滑り止めの大学もたくさん受ける印象がある。ただ、想像してみて欲しい。

テストの一週間前に勉強した記憶と一日前に勉強した記憶どちらが鮮明に覚えているだろうか?圧倒的に直前に学んだ記憶の方が鮮明だろう。

その2月の大切な時間を他の大学の受験や、対策に使ってしまうのはもったいない。

だから、なるべく滑り止めは受けないことをお勧めする。

 まとめ

大切なのは己がバカであるということを認識することである。バカだからこそ、周りと同じような時間、勉強しても勝てないということが自覚できるから工夫しようとするし必死になる。

量を伸ばそうとするのではなく、いかに質を高められるか。これを意識して受験勉強に取り組んで欲しい。

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