バミューダトライアングル の謎~呪われた海域~

バミューダトライアングル は、大西洋に存在する海域でアメリカ合衆国のフロリダ州、バミューダ諸島、プエルトリコを結ぶ想像上の三角形の領域だ。

この地域は、数多くの船舶や航空機が謎の事故や失踪に遭遇したことで有名である。

この記事では、バミューダトライアングルで発生したいくつかの失踪事件を解説し、なぜバミューダトライアングルで失踪事件が起こりやすいのかについて解説する。

失踪事件

・フライト19

日付: 1945年12月5日
詳細: フライト19は、アメリカ海軍の5機のTBMアヴェンジャー雷撃機の訓練飛行隊であった。

フロリダ州フォートローダーデールの海軍航空基地から離陸した後、飛行隊はバミューダトライアングル上空で行方不明となった。

調査結果: 後の調査で、フライト19が燃料不足に陥り、海に墜落した可能性が高いと結論付けられたが、飛行機の残骸は今日まで発見されていない。

・USSサイクロプス

日付: 1918年3月
詳細: USSサイクロプスは、アメリカ海軍の燃料補給艦で、バミューダトライアングルを航行中に失踪した。

乗員306名全員が失踪し、これはアメリカ海軍史上最大の平時の人的損失とされている。

調査結果: サイクロプスの失踪原因は未だに解明されていない。様々な理論が提唱されているが、艦船の残骸は見つかっていない。

・スタータイガーとスターアリエル

日付: 1948年と1949年

詳細: スタータイガー(1948年1月)とスターアリエル(1949年1月)は、英国海外航空(BOAC)の2機のアヴロ ランカストリアン旅客機で、バミューダトライアングル上空を飛行中に相次いで失踪した。

調査結果: これらの飛行機の失踪についても、悪天候や方向感覚の喪失など、いくつかの理論がありますが、確定的な結論は出ていない。

これらは過去の事件だが、最近でも2005年6月に、3人を乗せた軽飛行機パイパーPA23が消息を絶ち残骸は発見されなかった。

また、2015年10月には、アメリカの貨物船が消息不明となり、1か月後、船は見つかったものの乗組員は不明のままとなっている。

なぜ失踪事件が多い?

激しい気象条件
バミューダトライアングルでは、しばしば強力な嵐やハリケーンが発生する。
※周辺海上では年間500個の海上竜巻が観測されている。

これらの激しい気象条件が、船舶や航空機にとって非常に危険であり、失踪や事故につながる可能性があると考えられている。

強い海流

メキシコ湾流
メキシコ湾流

この地域は、世界で最も強い海流の一つである大西洋のメキシコ湾流が流れている。

メキシコ湾流の強力な流れが、航行中の船舶に影響を与え、予期せぬ事故や位置の誤算を引き起こすことがある。

また、このガルフストリームの流れの速さが原因でバミューダトライアングルでは、墜落または、航行不可能になった機体の残骸が見つからない可能性が考えられている。

磁場の異常

一部の報告によると、バミューダトライアングル地域では磁場に異常があるとされている。

これが真実であれば、航海や飛行に使用されるコンパスなどの航行機器に影響を与え、方向感覚を狂わせる可能性がある。

メタンハイドレートの気体爆発

海底からメタンガスが突然放出され、水面上で気体爆発を引き起こす現象が、バミューダトライアングル地域で発生する可能性が指摘されている。

バミューダ海域には世界でも最大級の暖流が流れ込んでおり、その水温の変化でメタンガスを放出しやすいメタンハイドレートがなんらかの影響をおよぼしたと考えられているのだ。

地理的な位置と交通量

バミューダトライアングルは、北アメリカ、ヨーロッパ、カリブ海諸国を結ぶ主要な航路上に位置している。

このため、非常に多くの船舶や航空機がこの地域を通過し、その結果、統計的に失踪や事故の件数が多くなる可能性がある。

まとめ

バミューダトライアングルでは、過去から現在まで不可解な遭難事件が発生し続けており、都市伝説的になってきている。

今後、研究が進み、過去の遭難事件の謎が解決されるかどうか興味深い。

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