【月刊 孤独の水族館】4月号

水族館ブログ 孤独の水族館 4月号

今回も4月の水族館ニュースを振り返る。4月も新水族館が誕生。開店90周年を迎えた松坂屋静岡店にスマートアクアリウム静岡が誕生した。一方で、名古屋港水族館の人気者・ベルーガ「タアニャ」が死亡するなど悲しいニュースもあった。

 今月の水族館ニュース

 ①名古屋港水族館のベルーガ「タアニャ」が死亡

シロイルカ:ベルーガとも呼ばれる。北極海やオホーツク海などに生息。かつては鯨油を目的とした乱獲が行われ、生息数は激減したが、その後の保護活動によって生息数は回復してきている。

名古屋港水族館のベルーガ・タアニャが死亡した。私も名古屋港水族館は国内で一番好きな水族館であっただけに大変残念だ。

人口岩への衝突が原因かと思われている。確かにベルーガはかなりのスピードで水槽の中を泳ぎ回っていたし、成体だと体の大きさは4.2m, 1400kgにもなる。

このサイズ感で頭をぶつければ、確かに衝撃は大きいだろう。ご冥福をお祈りしたい。

献花台が4/24まで設置されているという。

 ②日本初のレジャーのサブスク=レジャパス!が登場

月々、定額料金を払うことで対象のレジャー施設に行き放題というサービス。対象となる施設には水族館も含まれているという。調べてみると、サンシャイン水族館と下田海中水族館が入っているようだ。

一つ運営に要望を挙げるとすれば、施設一覧のページがカテゴライズされていないので非常に見にくい。日本地図に施設をプロットするなり、水族館や温泉などの施設のカテゴリーごとに分類するなどして表示して欲しい。

あとは、レジャパスの一日の理想の使い方みたいなのが例としてあると使用イメージが湧く。(具体例:日中=◇水族館→夕方:○○ガーデン→夜:△△温泉)

この中の施設だとサンシャインはお腹いっぱいになるくらい行ってるが、下田海中水族館は是非行ってみたい。

今なら初月1078円ということだが、もう少し施設が増えるのを待ってから加入を検討したい。

 ➂4/27:スマートアクアリウム静岡がオープン

松坂屋静岡店7階に都市型水族館がオープン。水族館大国静岡にまた一つ水族館が加わった。スマートアクアリウム静岡の詳細についてはこちらの記事で詳しく解説している。

特徴としては、100種2200匹ほどの魚が見られるほか、標本を拡大して観察できるコーナーや、本を読みながら環境や魚の生態を学ぶコーナーなどエンターテイメント要素も満載の水族館だ。5月中に一度訪れて是非レビューしたい。

 今月書いた記事

 ①水族館のSNSフォロワー数 (Twitter・instagram)の調査と考察

コロナ禍で活発になった水族館のSNSマーケティング。TwitterとInstagramのフォロワーを調べることで、どの水族館が特に目を引くSNSマーケティングをしているのか調べてみた。

 ②スマートアクアリウム静岡 から読み解く水族館の未来の形

新水族館・スマートアクアリウム静岡について解説。

 ➂日本の 水族館の歴史 (1882年~2022年)

日本の水族館の歴史と進化をふり返った。

 ④【横浜開運水族館】水族館に初詣 孤独の水族館 #7

横浜海運水族館を訪れたのでレビューした。

 水族館の競合とは?

今月のニュースでも取り上げたように、れじゃぱすというサブスクが誕生した。

水族館の競合をざっくり大別すると温泉施設・遊園地・キャンプ場・体験型施設・スポーツ施設・美術館・歴史的建造物などだ。

人々の休日の時間をこれらの施設が奪い合っているわけだ。

特に社会人にフォーカスしていみると、平日働いているため休息を得られる温泉施設は人気だろう。また、逆に体を動かす機会もデスクワーカーの場合少ないためスポーツ施設も人気があることが想定される。

最近のサウナ人気はなぜ?

近年、サウナ人気が高まっていて趣味は何かという質問に対してサウナと答えるビジネスマンも少なくない印象だ。

サウナ人気が高まっている理由として

  • 安価で手軽な趣味
  • 健康志向の高まり
  • 「ととのう」という言葉の流行

が挙げられる。

サウナの他にもスポーツなどの趣味も健康には良いが、サウナは座っているだけで血行がよくなり全身の代謝が促進される。また、ビジネス街の近くにも多数あるため安価で手軽に行えるというのも大きな要因だろう。

また、「ととのう」という言葉の流行も大きい。サウナ→水風呂→外気浴という流れで交感神経が上昇し、脳内にアドレナリンが分泌され体はリラックスされている=ととのう状態に行きつく。

健康を促進できてかつ、快感も得られて安価で手軽。サウナが流行るわけだ。

このような理由に加え、人気が高まったことで更に様々な種類のサウナが増えてきており、体験の幅が広がって今後更に人気は加速しそうだ。

 水族館は一過性の体験

一方で、水族館や美術館といった施設での体験は日頃接さないものに出会える機会であるため、新鮮な体験ではあるが、一度訪れると3年くらいは水族館を訪れるという体験に新鮮さを感じなくなってしまうだろう。甘いもので例えるならば、サウナは市販のチョコレートで水族館はホールケーキだ。

水族館は何かの記念日に訪れるには、非常に新鮮な体験だが頻度高く楽しむにはコストも高いし、アクセスに時間もかかるし体験としてくどい。

更に、水族館は生き物を扱っているため、コロコロ展示を変えることもできない。

温泉やスポーツ施設などは長期的な健康といった目的にフォーカスした体験だから持続的に訪れることが期待できる。

カワサキ水族館のように、中におしゃれなカフェを用意したり場合によってはダイビング体験できる施設を用意したり長期的に人が訪れる枠組みを作れるとリピーターを増やせるチャンスというのはあるのではないだろうか。

そもそも水族館は教育施設としての色が強いレジャー施設であった。そのため、昔は公営の水族館が多かったが、今は民営の水族館が多い。民営となると、何よりもまずマネタイズしなければならないのでリピーターをいかに増やすかが大切だ。

今後の各水族館の取り組みに注目したい。

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