2024年 日本最大級のサッカー専用競技場が誕生~ エディオンピースウィング広島 ~
2024年、広島に日本最大級のサッカー専用スタジアム(= エディオンピースウィング広島 )が誕生した。
今日はこの新スタジアムについて解説したい。
サンフレッチェ広島の新しいスタジアム「EDION PEACE WING HIROSHIMA」(エディオンピースウィング広島)は、広島市のど真ん中にサッカー専用スタジアムとして建設された。
コンセプトは「希望の翼」で、広島市との調和を図りつつ、平和の都市としての広島の新たなシンボルとしての役割を担うことを目指している。
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より快適に試合観戦できるスタジアムへ
このスタジアム最大の特徴は広島市のど真ん中に存在すること。
サンフレッチェ広島の元スタジアムはアクセスが悪かったのに対し、このスタジアムは広島の都心になり、交通インフラが整備されている。国内初のまちなかスタジアムとも呼ばれている。
さらに原爆ドームや広島城などの観光施設へのアクセスも近く、今後広島観光のハブとなることは間違いなしだ。
一方で市のど真ん中に作ったため、プレシーズンの試合後、近隣の団地から騒音のクレームが出ているという懸念もある笑
また、屋根付きのスタジアムであり、雨の日は屋根で覆うことで、天候の影響を受けずにサッカー観戦をすることが可能だ。
スタジアムには、日本最大の42種類の座席タイプがあり、地上7階だてで28,520席が設置されている。
これにより、様々なニーズに対応する多様な観客席が用意されている。
特に、フィールドと広島城を一望できるキッズルームが2階と3階に設けられており、子供連れのサッカーファンも安心して試合を楽しむことができる。
また、日本のサッカースタジアムとしては初めて、恒常的に設置された感覚過敏の子ども向けのセンサリールームがあり、利用者の状態や気分に応じて適切な席を選べるようになっている。
日本最大級のサッカー専用スタジアムとしての機能
このスタジアムは日本では数少ないサッカー専用スタジアムとして建設されている。(ラグビーなど他競技にも利用可)
最先端の生産設備を備えており、日本最大の32m x 9mのメインビジョンや、全周380mのリボンビジョン、多様な演出が可能な16台のムービングライト、どこからでも高品質な音を聞くことができる精密な設計のオーディオ機器などが導入されている。
ピッチまでの最短距離は約8メートルで、これが最大の魅力だ。
サッカー観戦において、特にこのスタジアムと観客席との距離の短さというのは重要で、スタジアムと観客席の間に陸上レーンがある国立競技場での試合観戦よりもサッカー専用に作られたさいたまスタジアムのほうが圧倒的に臨場感がある。
MLBを意識したスタジアム・パーク構想
また、この エディオンピースウィング広島 はスタジアムパーク構想という思想の元、設計がなされている。
要するにサッカー観戦という楽しみ方にとらわれず、スタジアムでサッカー観戦のあとも、様々な体験や観光をしてもらい滞在時間を長くして、一日かけて楽しんでもらおうという考え方だ。
近年、野球のメジャーリーグではボールパーク構想が叫ばれ、スタジアム一帯をテーマパークのようにして、一日使って観光してもらおうという取り組みが加速している。
具体的には観覧車を設置したり、ショッピングモールや水族館を併設する取り組みがなされているのだ。
広島の新スタジアムは公園にには、新しいサッカーストアもあり、約400平方メートルの売り場面積を持ち、公園側に面している。
2024年2月10日にグランドオープンし、スタジアムのオリジナルグッズや、広島県産のお土産も並んでいる。
これはサンフレッチェ広島の新しい旗艦店として、また観光スポットとしても展開される予定だ。
まとめ
広島のど真ん中に誕生した日本最大級のサッカー専用スタジアム エディオンピースウィング広島 。広島観光とあわせて、ぜひJリーグ観戦に訪れてみてほしい。