スキー場の一年間の売上を フェルミ推定 。
皆さんは フェルミ推定 をご存じだろうか?
この記事では、 とある長野のスキー場の一年間の売り上げをフェルミ推定で求めてみた。
是非、就活中の方は フェルミ推定の例題として解いてみて欲しい。
また、フェルミ推定についての詳しい解説や解き方のコツについては下記の記事でも解説しているから、是非参考にして欲しい。
下記で紹介している書籍も基礎力を付けるのにおすすめで多くの就活生が活用している。
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私の回答
計算式
まずは、売上を考えるため、①来場者数 × ➁平均消費額という2軸に分けて計算式を整理する。
①来場者数について
1日あたりの平均来場者数を推定する。
スキー場は平日と土日で入場者数が大きく異なることが想定されるため、平日は500人、週末や祝日は1,500人と仮定する。
続いて、スキー場が年間を通して営業している日数を推定する。
スキー場の特徴として、冬季しか営業していないことが挙げられる。
そのため、冬季限定で、およそ4ヶ月間(約120日間)営業していると仮定し、そのうち、平日が80日、週末や祝日が40日とする。
➁平均消費額について
リフト券、レンタル、食事、その他の消費を含めた1人あたりの平均消費額を推定する。
1人あたりの平均消費額を10,000円と仮定した。
➂年間平均額を計算する
上記の計算を全ておこなうと下記となる。
A. 平日の年間来場者数
平日の平均来場者数 × 平日の日数 = 500人/日 × 80日 = 40,000人
B. 週末の年間来場者数
週末の平均来場者数 × 週末の日数 = 1,500人/日 × 40日 = 60,000人
年間総来場者数
平日の年間来場者数 + 週末の年間来場者数 = 40,000人 + 60,000人 = 100,000人
したがって、年間売上は年間総来場者数 × 1人あたりの平均消費額 = 100,000人 × 10,000円/人 = 1,000,000,000円(10億円)と想定される。
答え合わせ
Google検索でスキー場の売り上げについて調べると、下記の情報がヒットした。
北海道サホロスキー場;ゴンドラ 1基、リフト 7基、平成19年度売り上げ 約3億円。
広島 サイオトスキー場;リフト 6基 平成18年度売り上げ 約5.5億円、平成19年度 約3.4億円。
今回のお題であるスキー場が北海道や、広島と違い、首都圏からもアクセスのよい長野に位置することを考えると、客数は上記のスキー場より、おおいであろうから、規模感としてはかなり近しそうだ。
皆さんの答えはいかがだっただろうか?