アクアワールド・大洗のリニューアルから考える『水族館の未来の形』

こんにちは~かいです。

12月も『水族館の未来の形』について考察したいと思います🐟

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【大洗水族館】
⏩サメの飼育種類数日本一&日本一のマンボウ専用水槽を誇る日本屈指の大型水族館。2020年に2002年の開館以来の大規模リニューアルを実施。

目次

  1. 開館以来の大規模リニューアル&ジンベイザメが!
  2. 『オトナ化』してゆく水族館
  3. ①映える水族館へ~クラゲゾーンの新設と新たなオーシャンライブ~
  4. ②期待のVR水槽。クオリティやいかに。
  5. ③『茨城の水族館』から、『日本の水族館』へ。
  6. まとめ

開館以来の大規模リニューアル&ジンベイザメが!

今回のテーマは茨城県のアクアワールド・大洗水族館

今年の12月に2002年の開館以来、18年ぶりの大規模リニューアルが行われます!

また、先日現在日本で3館だけでしか見られないジンベイザメの飼育を2022年を目処に飼育を開始することが発表されました🦈 

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【ジンベイザメ】
⏩世界最大の魚。(最大全長20m)
日本ではエビスザメと呼ばれ、大漁の吉兆とされ縁起の良い魚とされている。

皆さんご存知の通り、ジンベイザメは世界で一番大きな魚として、知られています。

『オトナ化』してゆく水族館

進化を遂げるアクアワールド・大洗水族館。

幼い頃から当館に足を運んでいた私ですが、大洗水族館といえば、古き良き時代の水族館の代表格のような存在でした。

水族館といえば、家族で行く場所、子供たちが遠足で訪れる場所。

子供のための教育・レジャー施設としての色彩が強かった水族館は拡散力の強い20代の若者にとっては、あまり縁のない場所でありました。

その水族館が近年、変貌を遂げています。

東京のサンシャイン池袋水族館や、アクアパーク品川に代表されるような若者が多く足を運ぶような商業施設に位置し、光や音を使った生物だけに頼らないエンターテイメントショーのような展示ロマンチックなナイトアクアリウムなどの手法を用いた水族館が存在感を増してきます。

水族館はファミリー層に限らずカップルや、カメラ女子といった従来の水族館があまりターゲットとしていなかった顧客層を取り込み始めたのです。

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【かわさき水族館】
⏩川崎駅に直結する商業施設川崎ルフロンに2020年7月に誕生。淡水魚水族館として、多摩川~世界の生き物まで綺麗な淡水の世界を再現。

今年はさらに、ルフロンかわさきの高層階に『かわさき水族館』が誕生し、すみだ水族館もリニューアルを実施。水族館の『オトナ化』の勢いはとどまることを知りません。

そして、遂に従来のイメージの代表格であったアクアワールド・大洗も遂に『オトナ化』への舵を切ります。

茨城県の観光の顔となるべく、新たな顧客層を取り込むべくして行われたリニューアル。

その模様を見ていきましょう!!

映える水族館へ~クラゲゾーンの新設と新たなオーシャンライブ~

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【ミズクラゲ】
⏩日本近海で最も普通に観察できるクラゲ。体が透明であるため、光を当てることで七色に変化。

やはり今日の水族館のトレンドはインスタ映え。いかにカメラにカラフルに映るかということが若い女性の集客には欠かせません。

若い女性からの支持は、カープ女子などを見ればわかるように拡散力という点でインパクト抜群です!

約一万体のミズクラゲを展示するということで、これは関東最大級。四季及び昼夜の変化に応じて、バックライトが変化するだけに限らず、BGMも変わるとのこと!五感に訴えかける展示ですね~

また、オーシャンライブ(イルカ・アシカショー)も音や光を使って、生まれ変わるとのこと。

演出照明約40機と遮光カーテンが増設されるそうです。

音や光を使ったイルカショーと言えば『アクアパーク品川』のショーが有名ですね!

以前から定評のあったアクアワールドのオーシャンライブが音や光を組み合わせてどのように進化するのか期待です!

期待のVR水槽。クオリティやいかに。

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【ホホジロザメ】
⏩映画『ジョーズ』のモデルで、人喰いザメの代名詞。平均的な体長は4~5m。外洋性のため、常に泳ぎ続けなければならず生体の長期展示に成功した水族館は一つもない。

前回、前々回の記事でも言及してきたように『水族館は生き物を展示しなければならない。』という市場のルールをひっくり返すのがVRやMRを用いた生体を使わない展示の手法です。

元々、大洗水族館にはミュージアムゾーンという博物館のようなエリアがあり、巨大なウバザメや、ホホジロザメ、ウシマンボウの展示など生体でなくとも目をひくような展示が数多くありました。

このエリアが今回ヨーロッパの博物館のような高級感のあるテイストに生まれ変わるようです。

そして、特に注目なのがホホジロザメが登場するというVR水槽ですね。どれほど、迫力があるのか注目です。

近年、VR水槽を導入する水族館が多く、見受けられますがどれも名ばかりで映像とさほど変わらないといった印象です💦
大洗水族館のVR水槽のクオリティに期待したいです🐟

『茨城の水族館』から、『日本の水族館』へ。

水族館のライバルといえば、どんな施設を想像するでしょうか?

水族館のお客さんとして、『ファミリー層』『カップル層』などが想定されます。そうなると、地域のレジャー施設や遊びのスポット全てがライバルとなります。

しかし、全国からお客さんを集客するとなると話は変わります。地元に水族館があるとすれば、わざわざ旅行先で水族館に行こうとなる可能性は少ないです。

一方で普通の水族館とは違う大きな差別化要因を持っている水族館だったらどうでしょう。

地元で水族館を訪れたことがある人でも、見に行こうとなる可能性が高まります。

この差別化要因という意味では、大洗水族館は大きな武器を持っています。

ズバリ『サメ』ですね🦈

日本で一番サメの種類数が多い水族館というのは、『サメ水族館』として大きなインパクトがあるでしょう。

加えて、上述したようにホホジロザメのVR水槽が加わり、更に何といっても『ジンベイザメ』の飼育開始でしょう。

水族館の生き物で、ジンベイザメほど強いカードはありません。

かの有名な美ら海水族館も最大の見所はジンベイザメですね。

水槽の中にいる生き物の大きさというのは、展示を見たときの感動と比例するものです。(私も最初にジンベイザメや、シャチを見たときはその水槽だけでものすごい満足感を得ました。)

これまでは、サメの種類数で日本一でしたがジンベイザメとホホジロザメ(VR)の加入で名実ともに『サメの水族館』としての地位を確立しそうです。

ジンベイザメを飼育している水族館は、現在東日本にありませんから、全国からの集客も見込めます。

来場者がどれだけ増加するのか、楽しみですね。

まとめ

今後も水族館の『オトナ化』に注目です。一方で、忘れてはならないのが教育・研究施設としての水族館の役割です。だからこそ、一部の水族館では税金が投入されて、運営が賄われているのです。

過去に水族館での飼育により、海洋生物の新たな生態が発見されたという例は枚挙にいとまがありません。(ex:マツカサウオの発光)

これからも研究分野での水族館の活躍に期待です。

大人だけをひたすらターゲットにして『海の生き物を使ったただのエンターテイメント施設』に成り下がらぬよう、良いところは残しつつの変化を期待したいものです。シェア

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