【プロ野球】エスコンフィールド が創る日ハムの未来。

12球団マーケティング分析シリーズ第三弾は 日本ハムファイターズ 。BIGBOSSの監督就任後、特に注目を集めている。特にスター選手を活かしたマーケティングや話題性作りが上手い球団である印象が強い。また、来年には遂に新球場=ES CON FIELD HOKKAIDO北海道(エスコンフィールド)へ移転する。このように話題満載の日ハムのマーケティングを解説する。

 北広島市に新球場=ボールパークを建設

 日本最高峰のボールパークが誕生

詳細データ

名称:ES CON FIELD HOKKAIDO北海道(エスコンフィールド)
収容人数:35000人
アクセス:札幌駅から電車で約16分、新千歳空港から電車で約20分

来年から日本ハムの本拠地は新球場へ移転する。その名もES CON FIELD HOKKAIDO北海道( エスコンフィールド )。日本初の開閉式天然芝球場、ガラス張りの外観、横86m×縦16mの世界最大級ビジョンを2面設置と見どころもりだくさんだ。

個人的には最大の魅力はバックネット裏最前列の位置からホームベースまでの距離だ。その距離わずか15メートルと、NPB最短の距離となっている。より観客と選手の距離を縮めて、臨場感を高めようという狙いが感じられる。

また、レフトスタンドにはタワー型特別エリア「TOWER 11」(タワー・イレブン)」を建設し、世界初の球場内天然温泉・サウナ施設、宿泊施設を完備するという。従来の、球場という枠組みを大きく超えている。

また、新球場移転の目的は

  • 従来の球場はスポーツ(野球)観戦嗜好の人がメイン。→新球場・ボールパークはスポーツ観戦に興味のない人も家族・友人と共に楽しめる場を提供する。
  • 顧客の滞留時間も従来は試合時間プラス1時間程度。→新球場・ボールパークでは半日もしくは1日過ごせる施設・空間を構築する。

とされている。これまで解説してきたDeNA、および楽天のボールパーク化構想と同じく野球に興味がない人でも長く楽しめるボールパークを目指していることがわかる。

 ボールパークを北海道の観光ハブへ

また、北海道ならではの二つの機能がこのボールパークには備わっている。

①ショーケース機能

・ボールパークから北海道の魅力を発信 =「点」ではなく「面」でのブランド化を牽引。

新球場で食や観光地など、北海道の魅力を来場者に紹介することを目指している。

②観光ハブ機能

・ハード面における「ツーリストハブ機能」の整備=自治体・公共交通機関・民間事業者との連携による多彩なモビリティの用意。

また、興味をもってもらった観光地へ来場者を送客するために交通機関などを整備することを目指している。野球に留まらず、ボールパークを北海道の観光ハブに据えるという壮大な計画だ。

 新天地・北海道で愛される球団を目指して

 選手と地域の触れあいの場を作る

ファイターズは2004年から観客数増加を目指して本拠地を北海道に移した。当時の北海道は80%が巨人ファンという状況であったため、北海道でのファン作りには苦労したという。

その中で、徹底したのは選手に会える場を作る事であり、スター選手らが商店街などに出向きサイン会やトークショーを積極的に開催、週末の試合では、必ず選手がファンを出迎えるなど地域と選手の結びつきをより強固にすることを目指した。

実際にある調査では、現在は道民の約4割がファイターズファンというデータが出されており北海道という地にファイターズを定着させることに成功している。

 北海道からスターを輩出する

そして、球団に北海道を根付かせる転機になったのが、新庄剛志の日本ハム移籍だ。試合前にバイクや「宙づり」で登場したり、アイデアあふれるマスクを着けて練習するなどのド派手なパフォーマンスでチームの名物になり、新たなファン獲得につなげた。

また、日ハムのドラフト戦略として「その年の一番いい選手を取る」を掲げている。

斎藤佑樹に大谷翔平、清宮幸太郎、吉田輝星とアマチュア時代から球場外でも大きな話題性を持った選手を獲得し球団のイメージ向上へつなげようという強い意図が感じられる。

これは新庄獲得のときから一貫した選手をも巻き込んだ日ハムのマーケティング戦略ではないだろうか。

 チャレンジングな取り組みに次々挑戦

 衝撃の平日デーゲーム開催

昨年から日ハムは札幌ドームの試合開催時間のバリュエーションを増やし、平日デーゲーム開催や土日ナイトゲーム開催を実施している。

コロナ禍でリモートワークが進んだことや、働き方改革で平日や土日の概念が変わりつつあることから、多様な客層を取り込むための施策と言えるだろう。

また、新球場への移転後の集客を成功させるために試験的に開催時間の変更を行いデータを取っている可能性も考えられる。

 長年続けてきた女性ファン獲得の取り込み

また、日本ハムは2014年に『GO!GO!ハッピーガール ファイターズ性格診断 恋愛バージョン』というサービスを行ったり、ファイターズガールが応援ダンスを教える動画を多数用意するなど女性ファンの獲得・育成に力を入れてきた。

それが男性と女性に分かれて応援するデュエット応援を生み出すなど、見事に女性ファンの獲得に繋がっている。

今後も他の球団にはない先進的な取り組みに挑戦する日本ハムのマーケティング手法に期待だ。皆さんも是非、来年北海道観光を兼ねて、ES CON FIELD HOKKAIDO北海道(エスコンフィールド)を訪れてみたらいかがだろうか?

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