スマホのスペックを素人にもわかりやすく解説
CPUやRAM、ROMなど小難しい言葉が並ぶスマートフォンのスペック一覧。
私も最初はスペックを見ても、何がどう優れているのかわからないことが多かったが、You Tubeの動画やブログ記事を参考に勉強し徐々にわかるようになってきた。
今回は備忘録として、素人から見てもわかりやすいスマホのスペックの見方を解説したい。
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ディスプレイ
主に液晶ディスプレイと有機ELディスプレイの2種類がある。
- 有機ELディスプレイ:高性能高価格。黒の表現が綺麗になる、応答速度が速くなるといった特徴があり、ハイエンドモデルのスマホに多く採用されている。スマホを薄型にかつ軽量化できる。
- 液晶ディスプレイ:以前のスマホはほとんどが液晶ディスプレイであった。安価であり、長持ちする。今でも改良が重なれ、非常にハイレベルな争いが繰り広げられている。
基本的にディスプレイが液晶か有機ELであるかはゲームの画質を楽しみたいなどの拘りが無い場合はそこまで重視しなくて良いと思う。むしろディスプレイのサイズなどを実際の店舗で確かめてみることが大切だ。
チップセット(CPU)
厳密にいうとチップセットの中にCPUが存在するため、チップセットとCPUは別物だがスマホによってはチップセットと表記されていたり、CPUと表記されたりする。
CPUは《スマホの頭脳》と表現され、CPUが優れていれば優れているほど、スマホの動きが早くなる。
現在はクアルコム社のsnap dragonの一強状態で、他にもAppleのAシリーズやHuaweiのKirinシリーズが存在する。
クアルコム(Qualcomm, Inc.)
アメリカの移動体通信の通信技術および半導体の設計開発を行う企業。
同社のSnapdragonシリーズは、スマートフォン市場ではトップシェアであるだけでなく、インテルの牙城であったモバイルPC市場にも参入している。
snap dragonであればsnap dragon680のように後ろに続く数字が大きければ大きいほど高性能で省電力になる。
以前、使っていたLG style L-03KはCPUがSnapdragon 450であったが、一年使うとアプリの起動に2~3秒かかるようになったし画面もカクカクするようになった。
アプリの起動速度やページの切り替えが遅くなると本当にストレスが溜まるこで、CPUはスマホを選ぶうえで非常に重要だ。
今のスマホはCPUがHuawei のKirin820というもので一年以上使っているが、今でも動作速度で困ることはない。
SnapDragonであっても、600以上の数字があると数年使うことを考えても安心できるだろう。
3万円台でSnapDragon765のスマホが買える時代なので、キャリアの携帯販売店で粗悪品をつかまされないようにして欲しい。
メモリー(RAM)
Random Access Memory の略で、その端末の作業領域をRAMという。一般にCPUが頭脳なら、RAMは作業台と表現される。
スマホのRAMは一般的に2~4GB程度で、4GBが主流。ハイスペックな機種では6~8GBほどになる。
RAMの大きさがスマートフォンの動作速度を決める。RAMが大きいと動作速度は早まるが、バッテリーの減りは早くなる。
個人的には4GBあれば十分だと考えている。
ストレージ(ROM)
Read Only Memoryの略。ストレージのこと。ROMが大きければたくさんの画像や動画が保存できる。
写真や動画をある程度保存したい人には64GB以上がおすすめだ。
カメラ性能
カメラ性能が現在のスマホの進化競争の焦点になっているといっても過言ではない。
アウトカメラやインカメラなど多くの数字が並んでいて、一番わかりにくい項目だと思う。
画素数
画素数はデジタル写真を構成する点の数で、大きければ大きいほど細かく写真データを取り込める。
しかし、気を付けなければいけないのが一般的にはディスプレイの画素数は200万~最大でも800万画素(4K)であるから、スマホの画素数がいくら大きくても、表示できないということになる。実際、iphoneは1200万画素しかないが綺麗な写真が撮れるし、高級カメラでも画素数がスマホの画素数より劣っていることがあるので、あまり参考にはならない。
画素数が大きければ、写真をピンチして拡大したときに細かい部分までよりはっきりと確認することができるメリットはある。
F値
レンズの明るさを表す指標。暗い場所になると明るいレンズの方がよく写真が撮れる。数値が少ないほど優れている。
また、最近のスマホだとHuaweiやOppoなどの中華スマホだと比較的安価なモデルでも広角スマホやマクロカメラ機能を使った撮影が可能だ。このような機能があると撮影の楽しみが増えるので、是非カメラのスペックを見るときに確認してみて欲しい。
また、カメラのスペックは最低限他と比較して比べることが必要だが、撮影した映像を加工するソフトウェアなども見栄えの良さに関わってくるため、実際に購入した人のレビュー記事などを確認してみた方が良い。
バッテリー性能(単位はmAh)
単位はミリアンペアアワーと読む。大体、今のスマホは3000mAh以上のスマホが多い。以前私が使用していたLG style L-03Kは2890mAhだったが、一日バッテリーが持たずに困ることが多かった。
現在はHuaweiのp40 lite 5Gを使っているけれども、4000mAhあると体感一日半くらい充電が持つので非常に便利だ。また、急速充電に対応しているかいないかも大きな要因。
Huawei p40 liteは超急速充電(最大40W)ができるため、一時間もかからずにバッテリーが0~100%になるので大変便利。
防水性能
IP○○で表され、防水性能が数字が大きくなるにつれて高くなる
- IP0 = 保護されていない
- IP1 = 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない。
- IP2 = 鉛直から15度で落ちてくる水滴による有害な影響がない。
- IP3 =鉛直から60度で落ちてくる水滴による有害な影響がない。
- IP4 = あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない。
- IP5 = あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない。
- IP6 = あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない。
- IP7 = 一時的に一定水深の条件に水没しても内部浸水しない。
- IP8 = 継続的に水没しても内部に浸水しない。
基本的に防水機能は最近のスマホは高いので、そこまで重要視する必要は無いと思う。