『もう一つの夢の国』 孤独の水族館#4

『ブゥーーーーーン』

土曜日の朝、コーヒー片手に車のエンジンをかける。

今日は千葉県の夢の国へ行くのだ。

といっても、ディズニーランドではない。

水族館オタクにとって、千葉県の夢の国とは鴨川シーワールドなのだ。

アクアラインを超え、千葉県の和かな田舎道を横目に車を南方へ走らせる。

海が見えてきた。気分が上がる。夢の国のお出ましだ。

チケットを購入し、場内へ。チケット価格は3000円で八景島と並び国内最高値だ。

しかし、館内に入ればこの価格に納得いくだけの感動を味わうことが出来るに違いない。

【エコアクアローム】

まずは、『エコアクアローム』という建物に入る。

水族館といえば、一つの建物に展示が集約されているイメージだが鴨川は場内に建物が複数立ち、それぞれ異なる地域の世界観を演出している。

建物を移るごとにまるで別の水族館に来たかのような気持ちになるので新鮮だ。

さてさて、肝心の展示を見ていこう。

これは、鴨川の海を再現した水槽だ。ブリにアジ、サバと馴染みの深い魚ばかり。腹が減ってくる。

『ザバァーーーン!!』

おぉ?大きな波音と共に水槽の水が大きく揺れる。

人工的に波を再現しているのだな。

細部へのこだわりからできるだけ忠実に自然を再現したいという思いを感じる。

ん?これは驚き。ハリセンボンが膨らんでいる。

頭ではハリセンボンが膨らむことは理解していたが、こんなにデカくなるとは。

何度訪れても、前回とは違った発見があるのが水族館をリピートする面白さだ。

クラゲのエリアへと歩みを進める。海中にいるかのような照明の演出だ。

こいつはサムクラゲ。水族館でお目にかかるのは久しぶり。目玉焼きみたいなクラゲだ。

味はまずそうだが。

これまた、独特の柄をしたクラゲ。

やっぱり大型水族館のクラゲ展示は非常に写真の映りが良い。照明や背景色を映えるように上手く調整しているのだろうか。

【マリンシアター】

続いては、『マリンシアター』へ足を運ぶ。

4頭のベルーガたちがボールで遊んでいる。

こういうときに人間関係に当てはめてベルーガたちの序列を考えてしまうのが私の悪い癖。

ボールを独占している彼がクラスで一番の権力者であろう。

ベルーガを詳細に観察し終えると、次なる建物へ向かう。

トロピカルアイランド』だ。

【トロピカルアイランド】

いかにも、南国テイスト。

水槽の中だけでなく外の世界観も徹底的に作りこまれているところが私がシーワールドを某『夢の国』と比較する所以だ。

水中世界ももちろんリアルに作りこまれている。

このカメはサービス精神旺盛で、写真が撮り放題だ。

おや?タマカイをホンソメワケベラが掃除している。

自然の海中を作りこんでいるからだろうか、鴨川は動物の面白い行動を観察できることが多い。

溢れんばかりのカクレクマノミ。

押しくらまんじゅうの下敷きになっている彼らは大丈夫だろうか笑

【オーシャンスタジアム】

12:30だ。そろそろ、シャチのショーが始まるので座席を確保しにいこう。

早い段階で席を確保しにいかないと、大変なことになる。

びしょ濡れになるのだ。

これは、ショーというよりスプラッシュマウンテンのようなアトラクションといっても過言ではない。

太平洋と連続したようなプールの眺めは最高だ。

ここで、4頭のシャチによるパフォーマンスが行われるわけだ。日本で最高のショーといっても過言ではない。

パフォーマンスの詳細については、ご自身の目で確かめて頂きたいので割愛させて頂く。

【ロッキーワールド】

続いて訪れるのは、ロッキーワールド。

アシカにアザラシ、ペンギンなど水族館の人気者たちが勢ぞろいしている。

陸地の上から、また水中から彼らを観察できるのが面白い。

アシカがスターのように岩の舞台の上でポーズを決めている。

こちらはワモンアザラシ。キュートだ。

カマイルカの親子だろうか。シンクロして泳いでいる。

剥製のように動かないオウサマペンギンたち。降雪が再現されているのがすごい。

ロッキーワールドを楽しみ、水族館の外へ出る。冬の寒さが身に沁みる。

ウミガメの浜』。鴨川の海がきれいだ。

こんな温泉があったらさぞかし人気だろう。

アカウミガメが近寄ってきた。大きい。

飼育員さんが魚の切り身を与えている。

外巡りを終え、館内を再び巡り、帰路につく。

一部のショースケジュールを楽しむ事が出来なかったのは残念だが、幅広く展示を楽しめたので満足。

どっかで千葉の海鮮丼でも食べて帰ろうか。

夢の国の余韻に浸りながら、私は再び、車のエンジンをかける。

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孤独の水族館シリーズはこちらから。

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