行った水族館を記録して「水族館値」を測るアプリ「水族館訪問記」を作った
行った水族館を記録するだけで、自分の水族館巡りを「水族館値」という点数で測れるアプリ「水族館訪問記」を公開した。全国109館に対応し、行った回数や通い方で点数が変わる。すでに閉館した館は「幻の館」として高い点数がつく。
会員登録もインストールも不要で、スマホのブラウザで開けばすぐに使える。
▶ 水族館訪問記を開く:https://taseaqua.com/houmonki/

ちなみに運営者の水族館値は53点だった。この記事では、水族館値の計算方法、アプリでできること、ホーム画面への追加手順を紹介する。
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なぜ水族館の訪問記録アプリを作ったのか
きっかけは、全国の水族館を回るうちに、自分がどれくらい行ったのかを把握しきれなくなったことだ。訪問記録はスプレッドシートで管理していたが、館の数が増えると「どこに行ったか」は分かっても、全体の中でどの位置にいるのかが見えない。
都道府県の踏破度を点数にする「経県値」というサービスがある。住んだ・泊まった・訪れたといった関わりの深さを点数にして合計する仕組みで、旅好きの間では定番だ。これを水族館でやれば面白いのではないか、というのが出発点だった。
水族館の訪問記録サービス自体はすでにある。ただ、既存のサービスは記録を残すことが中心で、点数や順位はつけない方針のものが多い。水族館訪問記はそこを逆に振り、記録を数字に変えることを主役にした。数字になると、次にどこへ行けば伸びるかが見えてくる。巡る動機が一つ増える。
水族館値は何で決まるのか
水族館値は、館ごとにつけた「訪問レベル」の点数を合計したスコアだ。
| 訪問レベル | 点数 |
|---|---|
| 行った | 1点 |
| 何度も行った | 2点 |
| 年パス・常連 | 3点 |
| 幻の館(閉館前に行った) | 3点 |
ポイントは2つある。
1つ目は、館の数だけでなく通い方で差がつくことだ。遠くの館に一度ずつ行った人も、地元の館に年パスで通い続けた人も、どちらも水族館好きとしての実績になる。同じ10館でも、全部1回ずつなら10点、そのうち3館が年パスなら16点になる。
2つ目は、閉館した館が「幻の館」として3点になることだ。対象の109館のうち10館は、すでに閉館・休館している。須磨海浜水族園、京急油壺マリンパーク、東京タワー水族館などがそうだ。これらは今から行くことができない。閉館前に足を運んだ人だけが持てる記録なので、年パスと同じ最高点にした。
点数が上がると称号も変わる。
| 水族館値 | 称号 |
|---|---|
| 0点 | まだ陸の上 |
| 1点〜 | 磯遊びデビュー |
| 10点〜 | シュノーケラー |
| 30点〜 | ダイバー |
| 60点〜 | 深海探検家 |
| 100点〜 | 海の主 |
全館を年パスで制覇し、閉館館もすべて押さえていれば理論上は327点になるが、現実的には100点の「海の主」が一つの到達点だろう。
なお「イルカショーを見た」は点数とは別に記録できる。スコアの下に、イルカショーのある館のうち何館で見たかが表示される。
水族館訪問記でできること
都道府県の制覇マップで偏りが分かる
スコアの下には、都道府県をタイル状に並べた日本地図がある。その県で営業中の水族館のうち、何館に行ったかで色が濃くなる仕組みだ。1館以上、3分の1以上、3分の2以上、全館制覇の4段階で塗り分けられる。

塗ってみると、自分の水族館巡りの偏りが一目で分かる。地図の下には「あと少しで制覇」できる県と、残りの館名が出る。次の遠征先を決める材料になる。
館リストで探す・並べ替える
館リストでは、地方ごとのタブ、館名の検索、イルカショーの有無、行った館・まだ行っていない館で絞り込める。並び順は都道府県順のほか、開館が古い順・新しい順、自分の評価が高い順に切り替えられる。

各館には訪問レベルのほか、次の記録をつけられる。
- 星10段階の評価
- 写真
- イルカショーを見たか
- 「行きたい」の印
「行きたい」をつけた館は専用のタブで一覧できるので、行きたい館リストとしても使える。
訪問日ごとに記録を残す
館リストとは別に、「訪問記録」のタブで日付・館名・メモを1件ずつ残せる。記録すると訪問レベルも自動で上がる。1回目は「行った」、2回目からは「何度も行った」になる。

記録がたまると、年ごと・月ごとの訪問回数のグラフと、年間の振り返りが表示される。振り返りでは、その年に訪れた館の数、初めて行った館や都道府県、一番通った館、一番評価の高い館がまとまる。
結果を画像にしてSNSに投稿できる
スコアと年間の振り返りは、それぞれ画像にできる。縦長のSNS向けサイズで出力されるので、長押しで保存してそのまま投稿できる。

リストにない館や海外の館も追加できる
対象の109館に入っていない館は、自分で追加できる。新しくできた館や小さな展示施設のほか、海外の水族館も登録できる。追加した館も点数と地図に反映され、海外の館は「海外」として別に数えられる。
記録はCSVで書き出し・取り込みできる
記録は、ExcelやGoogleスプレッドシートで開けるCSVファイルで書き出せる。館ごとの記録と、日付ごとの訪問記録の2種類だ。
逆に、手元のExcelやスプレッドシートの記録を取り込むこともできる。「日付」と「館名」の列があれば読み取れ、「訪問日」「水族館」といった列名でも認識する。入力用の雛形もダウンロードできるので、これまでの記録をまとめて移したい人はここから始めるとよい。
ホーム画面に追加する方法
水族館訪問記はアプリストアには置いていない。ブラウザで開き、ホーム画面に追加して使う形式にした。インストールの手間がなく、更新も自動で反映される。
iPhone(Safari)の場合
- Safariで taseaqua.com/houmonki/ を開く
- 画面下の共有ボタン(四角から矢印が出たアイコン)をタップ
- 「ホーム画面に追加」を選ぶ
- 右上の「追加」をタップ
Android(Chrome)の場合
- Chromeで taseaqua.com/houmonki/ を開く
- 右上のメニュー(縦の三点)をタップ
- 「ホーム画面に追加」を選ぶ
【画像:ホーム画面に追加する手順】
運営者の水族館値は53点だった
アプリを開くと、最初は運営者の記録がサンプルとして表示される。自分の記録をつけるときは「自分の記録をつける」を押すと、白紙から始められる。
運営者の記録はこうなった。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 水族館値 | 53点(ダイバー) |
| 行った館(営業中) | 33館/99館 |
| 行った都道府県 | 20/43 |
| 幻の館 | 4館 |
| 訪問レベルの内訳 | 行った25館、何度も行った8館 |
幻の館の4館は、京急油壺マリンパーク、よこはまおもしろ水族館、須磨海浜水族園、東京タワー水族館だ。この4館だけで12点を稼いでいて、水族館値の2割以上を占める。閉館前に行っておいてよかったと、点数にして改めて思う。
【体験:53点を見て気づいたこと、「深海探検家」の60点まで次にどこへ行くか】
自分は何点になるか、ぜひ測ってみてほしい。
よくある質問
無料で使えるのか
無料で使える。会員登録も不要だ。
記録はどこに保存されるのか
記録も写真も、使っている端末のブラウザの中だけに保存される。サーバーには送信されないので、運営者を含め他人に見られることはない。
機種変更したら記録は消えるのか
ブラウザに保存しているため、機種変更やブラウザのデータ削除で記録は消える。機種変更の前に記録をCSVで書き出し、新しい端末で取り込めば元に戻せる。今ある記録は消さずに合わせて取り込まれる。ただし写真は戻らないので、元の写真ファイルは残しておいてほしい。
対象の水族館はどう選んでいるのか
当ブログの[全国水族館データベース](#)に載っている109館を対象にしている。閉館・休館した10館を含む。試作版のため、館の一覧や情報は今後更新していく。載っていない館は、自分で追加すれば点数にも反映される。
