歴史と伝統の水族館【イギリスの水族館】
世界各国のおすすめ水族館を紹介するシリーズ。第三段はイギリスの水族館にフォーカスを当てる。
日本と同じく四方を海に囲まれた国であるイギリス。
水族館の数は世界三位でかつ、面積当たりの水族館の数だと世界一位。
北東大西洋は暖流の大西洋海流と寒流の東グリーンランド海流が合流して潮目をつくり良い漁場となっており、漁業も盛んだ。そんなイギリスの水族館を紹介する。
Table of Contents
ロンドン水族館
正式名称:Sea Life London Aquarium
一館目は首都ロンドンに位置する水族館。
テムズ河を挟んでビッグ・ベンや国会議事堂の対岸に位置する。
建物はロンドンの旧市庁舎を利用した造りとなっていて、歴史を感じる。
最初のゾーンはシャークウォークというゾーンで、サメ水槽の上を歩く構造だ。
館内も全体的に洞窟のような薄暗い雰囲気になっていて、異世界感がある。
オーシャントンネルや難破船ゾーンなど、世界観を作りこんで魅せるタイプの水族館だ。
一方で、都会の水族館であるため規模は普通。旅行サイトのレビューなどを見ていると、日本の水族館よりも値段は高いが規模や格は落ちる印象を抱いている人が多い。
ロンドン観光のついでに余裕があれば、足を運びたい。
プリマス国立水族館
正式名称:The National Marine Aquarium
イギリスで最大の水族館。地元のプリマスの海を再現したエリアから大西洋、グレートバリアリーフを再現したエリアまで幅広いエリアに生息する生き物を展示している。
メインは大西洋エリアにあるイギリス最大の水槽。(2500t)
大きさにして、葛西臨海水族園の『太平洋の航海者水槽』くらいの大きさだ。想像つくかな笑
この水槽内には、第二次世界大戦で使用された水上飛行機、ザ ウォルラスを実物大で再現したレプリカを人工漁礁として設置しており、迫力大だ。
更に、シロワニやメジロザメ、トラフザメなどの水族館を代表する巨大ザメやアオウミガメなどのスター生物がたくさん展示されている。
次に大きな水槽は、グレートバリアリーフゾーンの水槽(650t)。
タマカイやナポレオンフィッシュなどのサンゴ礁の生物を展示している。
また、通常の展示に留まらずシュノーケリングサファリやボートツアーなどのアクティブなイベントをやっているのも魅力的だ。
特にシュノーケリングサファリは17ユーロで水族館近くのビーチで実際に潜って生き物を観察できるらしい。面白いプログラムだ。
以前、水族館とサファリパークを掛け合わせたら面白いのではみたいなことをブログに書いたことがあったが、イギリスでこういう形で実現しているのはすごい。
他にも水族館でのヨガなどもある。水族館と様々なアクティビティを掛け合わせたイベントプログラムは今後日本の水族館でも色々挑戦していって欲しい。
イルフラカム水族館
2001年に設立。イルフラカム近海に生息する生き物を展示している。サイズは非常に小さいがカフェやレストランなどが併設されており、リラックスして楽しめそうだ。
特にカフェは海が見えるテラスになっていて、居心地が良さそうだ。こういうタイプのローカルの海を楽しめる水族館は心惹かれる。リアルなイギリスを楽しめそうだ。
ローカル水族館でその他の情報があまり収集できなかったが、港町にあるこじんまりとした水族館是非、実際に行って楽しみたい。