新入社員が ブラインドタッチ を習得した方が良い理由【一生で1年以上の時間が削減できる】
4月から始まる新生活。今年も約90万人の新社会人が誕生する。新人が初期に直面する最初の課題が、パソコンやソフトの操作。特にタイピングはその中でも最も基礎と言える項目だろう。
私も最初はホームポジションの手の位置を間違えていて、修正するのに時間がかかって苦労した。
今回はタイピング練習をすべき理由と、 ブラインドタッチ の最短での習得の仕方を解説する。
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タイピングスピードを速めることで人生の無駄時間を大幅削減できる
ある調査によると、タイピングスピードが早いか遅いかで一生で一年分以上の時間が節約できるという(参考文献)
単純に一日タイピングで5分の差がついたとしたら、年間勤務日数を260日として一年で1300分(約27時間)の差が生まれる。社会人経験を積んでタイピングスピードは向上していくため、この差は徐々に縮まってくが社会人生活の最初の一、二年の社会人経験は学ぶスピードも早いため特に貴重だ。入社後できるだけ最短でタイピングスピードを向上させることが仕事効率を上げ学習のスピードを同期より高めて差を付けられるので、優先度は高い。
研修期間がタイピング速度を上げるのに最適
特に入社直後というのは、ありきたりな研修ばかりであまり忙しくない。実務に入り、忙しくなる前にタイピングをマスターしておくのがベストであり、逆にこの時期を逃すとタイピング向上のための時間を取るのは中々難しくなるだろう。
ここからは、新入社員がブラインドタッチを最速で身につける方法について解説したい。
まずは、タイピングをマスターするというのはどのような状態なのか定義しよう。
ブラインドタッチとは?
まずは、ブラインドタッチについて説明していく。
ブラインドタッチ:打鍵するキーを目視確認せず、ディスプレイを見たまま正確にキーボード入力を行うことである。
簡単に説明すると、キーボードを見ずにディスプレイを見たままキーボード入力できる能力のことである。
ある調査によると、社会人の37%がブラインドタッチできるか?との質問にYESと答えたという。
つまり、入社時点でブラインドタッチができるようになれば64%のブラインドタッチができない社会人と比較して優位に立てるわけだ。
高速ブラインドタッチをマスターするまでの流れを説明すると、
- ホームポジションを覚える
- ブラインドタッチをマスターする
- ブラインドタッチのスピードを向上させる
の順で身につけていくのがベストであると思う。
よく、いきなり高速タイピングの練習ゲームである寿司打をプレーして、高速タイピングからマスターしようとする人がいるけれども、汚いフォームのまま高速タイピングを練習しても正しくないフォームだけがより強固に身についてしまい、ある特定のキーだけ高速で打てるようになり苦手なキーのタッチの精度というのが上がらないままになってしまうことが多い。
実務ではミスタイプしたら逐次、バックスペースキーを打って消して打ち直さなければいけないのでミスタイプによる時間の損失は寿司打に比べてデカいわけだ。
だから、効率の悪い打ち方で一生タイピングをすることになる事態を避けるため、まずはフォームからしっかり固めていくこの順番がベストだと思うのだ。
まずはホームポジションを固める
まずはホームポジションについて解説しよう。ホームポジションとは、キーボード入力を最も効率的に行うことができるとされる指の基本的配置のことで左手小指から右手小指にかけて、順に[A][S][D][F](中ほどにGとHをはさんで)[J][K][L][;]へそれぞれの指を置く。
また、多くのパソコンのキーボードにはホームポジションのとき人差し指を置く、[F]と[J]のキーに出っ張りがある。これによりキーボードを見ていなくても指が正しい位置にあるかどうかがわかるわけだ。
まずはキーボードを打つときにこの位置に指を置くことに慣れて欲しい。これは意識さえすれば一日でできるようになるだろう。
続いて、ブラインドタッチの練習(e-typingを使う)
続いて、ブラインドタッチの練習。まずは、キーボードを見ずにゆっくり正確に入力できることを目標にやっていきたい。そのときにおすすめのツールがe-typingだ。さまざまなジャンルの例文が登録されており、楽しみながらタイピング練習ができる。
e-typingでミスした箇所を繰り返し練習
e-typingの優れているところは間違えた例文だけを抜き出して繰り返しミスなく入力できるようになるまで訓練できるところだ。
一回、ミスをしたところは複数回やっても一度で上手く打てないことが多い。自分の打ち方の癖やキーボードを把握できていないポイントが明らかになるので、ブラインドタッチの初期の練習には最適である。
ブラインドタッチの練習で意識して欲しいことは、間違えたキーがあったときはどのキーと間違えて打ってしまったのか逐一手元を見て確認することだ。例えば、私は初期[U]と[I]を間違えて打ってしまうことが多かったので、間違える度に二つのキーを打ち分けられるよう手元を確認して打ち直していた。
睡眠が一番の練習
また、ブラインドタッチについては頭で覚えるよりも体で覚える方が早いことも多い。人間の頭というのは睡眠時に感覚を修正しているから、前日毎回間違って打っていたあのキーとこのキーが翌日にはきちんと打ち分けられていたということも多い。
一日の練習量は多すぎず、適度な時間にとどめて継続して毎日やることが肝心だ。一週間、毎日30分e-typingを継続できれば、ある程度キーの位置がブラインドでも把握できるようになってくると思う。また、文字キーだけでなく句読点やバックスペースキーなどの日常生活でよく使うキーも必須でマスターしよう。
高速タイピングをマスター(寿司打を使う)
ブラインドタッチのフォームが固まったら、いよいよ高速タイピングの練習だ。練習を重ねて、人生の生産性を向上させていこう。タイピングスピードを上げるうえで最適なのが、先にも少し触れたがこの寿司打というwebサイト。
ブラインドタッチで高級コースクリアが目標
レベルが
- お手軽コース(3000円)
- お勧めコース(5000円)
- 高級コース(10000円)
の3つ用意されているのだけど、まずはお勧めコースでお釣りを多くとれるようになってから、高級コースに進むことをおすすめする。
ゲーム感覚で数値を伸ばしていくことができるので、毎日継続しても飽きないと思う。
レベルとしては、10000円の高級コースでブラインドタッチでお釣りが帰ってくるレベルになれば、超上級者と言えるだろう。
寿司打をプレイするうえで意識して欲しいのがクリアする更の枚数を増やすよりもミスタイプの数をいかには減らせるかを意識して欲しい。実務ではミスタイプによる時間のロスがゲーム以上に大きいからだ。
ここまでの流れを一カ月、毎日30分特訓すればこのレベルにたどり付けるだろうから是非試してみて欲しい。
大切なのは体に覚えさせることだから適度な睡眠も大切だ。