2022年9月 カメラニュース
2022年のカメラニュースについてまとめている。
今月はソニーのカメラの値上げニュースと合わせて、新商品についても紹介する。
特にDJIから発売した新型アクションカメラ: Osmo Action 3 は期待だ。
Table of Contents
① ソニー、9月1日からデジタルカメラやレンズなど約8%の値上げ。
カメラ業界の値上げが続いている。ソニー製品が約8%の値上げすることが発表された。
価格改定の理由について同社は、
「半導体不足をはじめとする外部環境の影響を受け、原材料費、製造・物流コストなどが高騰している事を踏まえて」と説明されている。
② よしみカメラ、STCの拡張グリップに「OM SYSTEM OM-1」用。アルカスイス互換の縦位置ブラケットも用意
STC社製のOLYMPUS OM-D E-M1 MarkII / Mark III用のグリップエクステンションが発売された。
78 g で軽量だが、カメラをしっかり手のひらでホールドすることが可能だ。
また、カメラを縦位置で固定できるブラケット付きであるという。
STC fogrip フォグリップ オリンパス E-M1 Mark2 / Mark3用 (フォグリップ単体)
➂ DJIから新型アクションカメラ「 Osmo Action 3 」が9/14発売。
DJIから新型Actionカメラ「Osmo Action 3」が発売された。
縦型動画の撮影が可能で、縦型撮影に合わせてUIも縦向きになる仕様となっている。
YouTubeやInstagram, TikTokといったスマホのショートムービー向けに縦向き動画の需要が増えたことによるものだろう。
Osmo Action1のときもフロントにもカメラがあったが、今回はそのフロントカメラがタッチ操作に対応。
また、超広角155° FOVでアクションカメラの中では一番広角に撮影ができる製品となっている。
4Kも安定して撮影できるということで期待だ。
また、低温環境や高温環境での長時間撮影も可能となり、アクションカメラとしての性能も進化している。
スペック
画面サイズ | 2.25 インチ |
焦点距離 (広角側) | 2.8 ミリメートル |
焦点距離 (望遠側) | 2.8 |
カメラ・レンズの価格が近年、高騰を続ける理由は?
①カメラ市場が縮小。価格を挙げないと採算が取れない。
デジタルカメラ市場はスマホの台頭を背景に2008年頃を境に縮小傾向が続いている。(引用元:https://kakakumag.com/camera/?id=15631)
売れる個数が少なくなるということは、カメラの販売会社としては単価を上げなければ採算が見込めない。
このような状況下でメーカー側も高級志向を持つユーザーをターゲットに価格を釣り上げて販売せざるを得なくなってしまっているのだ。
一時はカメラ女子などをターゲットにユーザー層の拡大を図ったが、それも一過的なブームに終わってしまった。
今後もこのように市場が縮小を続けるのであれば、カメラの価格はより高騰することが予想されうる。
②半導体不足
企業が半導体を発注してから調達するまでの納期が長期化しているのも直近のカメラ価格の高騰に繋がっているだろう。
中には発注してから2年近くかかる部品もあるそうだ。
需要に対して供給が追いつかないということは価格も高くなる。
そもそもなぜ、半導体不足が発生しているのだろうか?
これは、米中経済摩擦により半導体の中国からの供給が減少したこと、新型コロナウイルスの感染拡大により半導体を使う製品の需要が想定外に増加したことなどが挙げられる。
現在も、引き続き半導体不足は続いており、供給量の増加が望まれる。
まとめ
今後もカメラやレンズは値上がりを続けることが予測される。
買いたいモデルがある方は早めに買っておくのがベストだ。また、中古品も半導体不足で値上がりすることが予測されるので、貴重なモデルを今のうちに手に入れておくことは、資産を持つことに繋がる。
今後のカメラ市場の動向に注目だ。