『 水族館ウエディング 』の幻想と現実――300万円払っても後悔しないための全知識
皆さんは水族館で結婚式を挙げられることをご存じだろうか?
「人とは違う、特別な場所で挙げたい」と願うカップルにとって、非日常的な環境である 水族館ウエディン は、良い選択肢になりうる。
昨年の12月には、沖縄美ら海水族館がリゾートウェディングができる企画を発表している。
フォトウェディングは¥379,000(税込)~、フォトウェディング+結婚セレモニー月のプランは¥1,260,000(税込)~の価格帯となっている。
しかし、水族館ウエディングには、水族館という「特殊なインフラ」ならではのルールや、驚きのコスト構造が隠されている。
今回は、水族館ウエディングを検討するなら絶対に知っておきたい現実の損得勘定を解説する。
Table of Contents
1. なぜ今、水族館が「結婚式」に力を入れるのか?
前回の記事で触れた通り、水族館は今、膨大な電気代と維持費により経営の見直しを迫られている。
そこで注目されているのが、閉館後の「夜の時間」の有効活用だ。
通常の入館料(数千円)に対し、ウエディングは一度に数百万円が動くため、ビッグビジネスとなりうる。
また、「特別な体験ができる場所」としてのイメージを定着させ、リピーター獲得に繋がり、ブランド力の向上にもつながる。
加えて、幻想的な写真がSNSへ拡散されることで、広告費をかけずとも水族館の魅力を世界中に発信できるのだ。
2. 【比較表】普通の式場とはここが違う!水族館挙式の「光と影」
憧れだけで決める前に、水族館特有のメリット・デメリットを整理したい。
まずは、気になる価格帯。
挙式のみだと、30万円〜60万円程度が相場で、披露宴(50名以上): 貸切料や飲食代を含め、150万円〜250万円ほどとなるので、一般的な式場と比較をして、+50万円程度をみておくと安心だ。
| 項目 | 水族館ウエディング | 一般的な結婚式場 |
| 雰囲気 | 圧倒的な非日常。青い世界が天然の演出 | 洗練された豪華さ、自由な装飾 |
| ゲストの反応 | 「初めての体験」として記憶に刻まれる | 安定した安心感とホスピタリティ |
| 制約事項 | 極めて多い(フラッシュ、音量制限等) | ほぼ自由 |
| 時間帯 | 閉館後(18時以降〜)がメイン | 1日中選べる |
| 写真映え | 唯一無二。 | 照明や背景セットに依存。 |
3. 「水族館挙式」3つの落とし穴
① 「フラッシュ禁止」という最大の壁
生き物たちへのストレスを避けるため、多くの水族館では「強力なフラッシュ撮影」が制限されます。暗い水槽前での撮影はプロでも難易度が高く、カメラマン選びに失敗すると「せっかくの式が真っ暗な写真ばかり」という悲劇が起こりかねないのは要注意だ。
② 「音」と「匂い」のリアリティ
水族館は巨大なろ過装置が動いているため、実は常に「ゴォー」という低音が響いている。
また、生き物特有の磯の香りがすることもある。
これらを「海の臨場感」と捉えられるか、単なる「ノイズ」と感じるかは、事前の下見が不可欠だ。
③ ゲストの移動時間
多くの水族館は海沿いや郊外にある。
閉館後の挙式(夜スタート)となると、遠方のゲストは宿泊が必須だ。
「ゲストの負担」とのバランスをどう取るかが、大切だ。
4. 国内で「一生モノの青」を手に入れるなら?厳選3スポット
ここから本題のおすすめの水族館ウエディングについて紹介したい。
1. サンシャイン水族館(東京・池袋)
都会のオアシスで叶える貸切パーティ
- 費用目安: * パーティプラン:約180万円〜(50〜60名)
- 少人数会食プラン:約160万円〜(17名〜)
※詳細はこちら
- 少人数会食プラン:約160万円〜(17名〜)
- 特徴: 地上210mの絶景を楽しめるスカイレストランでの披露宴と、水族館貸切の挙式がセットにできるのが魅力。1.5次会のようなカジュアルなスタイルにも対応。
2. 沖縄美ら海水族館(沖縄・本部)
世界最大級の巨大水槽「黒潮の海」の前で誓う
- 費用目安: * 挙式プラン:約82.5万円〜(土日祝は追加料金あり)
- フォトツアー:約30万円前後〜
※詳細はこちら
- フォトツアー:約30万円前後〜
- 特徴: ジンベエザメやマンタが泳ぐ巨大水槽の前を貸し切って挙式が可能。圧倒的なスケール感で、県外からのリゾート婚としても非常に人気が高い(主に10月〜2月などの期間限定プランが多いです)。
3. アクアワールド大洗水族館
イルカが祝福するダイナミックな挙式
- 費用目安: * 挙式のみ:約37万円〜(50名の場合)
- 披露宴セット:人数により応相談(挙式+会食スタイルが一般的)
※詳細はこちら
- 披露宴セット:人数により応相談(挙式+会食スタイルが一般的)
- 特徴: 「ハートフルドルフィンウエディング」として知られ、イルカがジャンプして祝福してくれるパフォーマンスが有名。サメの飼育数日本一を誇る大水槽前での挙式も選択可。
4. しながわ水族館(東京・品川)
アットホームで幻想的な水中トンネル挙式
- 費用目安: * 施設貸切料:約22万円〜(18:00以降の夜間貸切など)
※詳細はこちら - 特徴: 海中トンネルを歩くロマンチックな挙式が可能。閉館後のプライベート空間で、親しい友人を招いたオリジナルなパーティを演出できる。
5. アトア - átoa -(兵庫・神戸)
最新のアートと水族館が融合した次世代スタイル
- 費用目安: * アクアリウムセレモニー:約55万円〜(前撮り含む)
※詳細はこちら - 特徴: 神戸にある劇場型アクアリウム。球体水槽「AQUA TERRA」など、照明や映像を駆使したデジタルアートと魚たちの融合が美しく、SNS映えするモダンな式ができる。
まとめ:水族館への「寄付」としての結婚式
水族館ウエディングの費用は、決して安くはない。
しかし、その一部は、水族館の電気代や飼育費として還元される。
そのため、水族館好きの皆さんにはぜひ、水族館ウエディングも検討してみてほしい。
