海なし県とは思えない?内陸の超ハイクオリティ水族館= なかがわ水遊園
先日、栃木県の なかがわ水遊園 を訪れて、良い意味で期待を裏切られたのでその魅力を解説したい。
栃木県は海なし県でもあり、このなかがわ水遊園は「那珂川」をテーマにした栃木県唯一の水族館だ。
水族館の規模やクオリティには正直そこまで期待はしていなかったが良い意味で予想を覆された。
淡水でここまでの水塊を作りだせるのかと驚かされた水族館であったし、館内が整備されていてとても綺麗。
今回はそんな栃木県のなかがわ水遊園にフォーカスして魅力を紹介したい。
Table of Contents
① 巨大なピラルクが泳ぐトンネル水槽
世界最大のアマゾン川を再現した巨大水槽(400t)が当館最大の魅力だ。
注目すべきはピラルク。
ピラルクはアマゾン川に生息する体重200㎏、体長2~3mにもなる世界最大の淡水魚だ。
巨大なピラルクが複数、泳いでおり、トンネル水槽に入ると下から巨大なピラルクを見下ろすことができるので、迫力大だ。
他にも、ナマズやエイなどアマゾン川の巨大な生き物が展示されている。
これに加えて順路を進むと、この超巨大水槽を上から見下ろすことができる。
時々、ピラルクがばしゃばしゃと水面に顔を出すシーンがあり、水しぶきを上げる音が大きくその迫力を聴覚でも感じることが可能だ。
また、展示施設もアマゾンに生息しているような観葉植物が配置されており、アマゾン川にいるような感覚に浸れる。
② アマゾンの魚だけじゃない!哺乳類や海の生き物も
川魚に限らず、海に生息している魚(グレートバリアリーフの魚たち)や、カピバラ・ナマケモノなど幅広い生き物を飼育している。
この水族館の展示の凄いところが川魚の水槽でも、水槽が大きくてかつ岩や海藻などの周辺環境も忠実に再現している。
特にカピバラは子供に人気な生き物なので、親子連れには嬉しい。
また、周辺には釣り池やつかみどり池も併設されており、週末限定で「バックヤードツアー」や「工作・料理教室」も開催されている。周辺施設も含めれば、しっかり一日楽しめるだろう。
➂ ピラルクが食べられる?アマゾンカフェ
館内にはアマゾンカフェというアマゾン流域をモチーフにしたカフェコーナーも設置されており、ここが結構おすすめ。
軽食から世界の川魚料理、アマゾンにちなんだドリンクが購入できる。
特に注目なのはピラルクバーガーで、実際にピラルクを食べることができる。
南米ではその巨大な身体ゆえに重要なタンパク質源として、古くから食べられてきた。
他にも、鱗が靴ベラに舌がおろし器に使えることから、乱獲されワシントン条約により保護動物に指定されてしまったほどだ。
実際に私もピラルクバーガーを購入し食べたが、味は普通の白身魚。
可もなく不可もなくといった感じではあるが、是非一度食べて確かめて欲しい笑
ピラルクバーガー以外にもメニューは豊富で店内もアマゾン流域を意識したおしゃれな内装となっているので、是非水族館を訪れた際にはセットで足を運んでほしい。
まとめ
栃木県と水族館、なかなかイメージが結びつかないが非常に迫力があってかつ様々な体験が出来る施設で、水族館としてもレジャー施設としても、完成度の高い水族館であった。
周辺には温泉等の観光施設も豊富なので、是非関東近辺での旅行を計画している皆さんは足を運んでみて欲しい。